株式会社リョケン

旅館経営の知恵

-リョケン研究員が
お届けする経営のヒント-

コラム「旅館はもっと良くなるべきだ」

2019.10.03

業務効率化への取り組み(3)作業

前回は旅館の「労働の中身」の三つのレベルのうち、最小単位である「動作」について簡単にふれた。今回は、いくつかの動作のまとまり―「作業」レベルについて考える。作業とは、例えば「布団敷き」「テーブル拭き」「料理の運搬」といったものである。

コラム「旅館はもっと良くなるべきだ」

2019.09.26

業務効率化への取り組み(2)動作

初めに、前回申し上げたことの要点をかいつまんで振り返る。人件費を適正に運用するためには「労働の中身」をよく見て、それを有効な価値に置き換えていくことが求められる。 「労働の中身」となるのは「業務」であり、これは「作業」、さらに「動作」に分解できる。生産性の向上を図るには、これら「業務」「作業」「動作」の各レベルに科学的な目を向けていくことである…ざっと以上…

コラム「旅館はもっと良くなるべきだ」

2019.09.19

業務効率化への取り組み(1)人件費と労働

商品・販売面に関するテーマをここで一区切りとし、今回より「業務効率化への取り組み」について述べる。 旅館におけるコストは、大きく売上原価、人件費、諸経費に分けられるが、以前も述べたように、旅館は「労働集約型」の産業であり、三つのコストのうち人件費のあり方が収益構造を最も大きく左右する要素といえる。以前「削ぎ落とすべきコストを考える」と題し、人件費効率化の着…

コラム「旅館はもっと良くなるべきだ」

2019.03.26

旅行市場を握るシニア層(1)

前回まで、今の旅館が置かれている労働環境を背景に、生産性を高めていく必要があること、10年後のすがたをイメージして経営を考えていくこと、そして生産性を高めるための二つの方向――すなわち「効果」を重視してパフォーマンス・アップを図る、削ぎ落とすべきコストの削ぎ落としに取り組む、といった大局的な課題について述べてきた。

コラム「旅館はもっと良くなるべきだ」

2019.03.12

推進のカギはモチベーション

労働力減少の時代に対応するには、否応なく労働の価値を高めていかなくてはならない。そのための方策のひとつは提供商品や売り方を戦略的に組み直してパフォーマンス・アップを図ること、もうひとつは削ぎ落とすべきコストを削ぎ落とすことであることをこれまでにお伝えしてきた。しかしいずれにおいても重要なカギは、人のモチベーションをどう高めるかということである。

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