株式会社リョケン

旅館経営の知恵

-リョケン研究員が
お届けする経営のヒント-

9.インルームサービス

これから注目すべき旅館業界のキーワード12

注目すべきキーワード12

アフターコロナに向けた旅館の商品整備、再構築ヒントとなるキーワードの9つめは、「インルームサービス」を取りあげてみます。

 

インルームサービス

お客様との接点が減って、滞在中にスタッフが客室内へ入る機会、必要が無くなってきています。個人客の利用するお部屋の仕様もプライベート空間としての要素を強めているので、この流れは止まらないと思います。だからこそ「ルームサービス」を考えたいという提言です。

 

前項で「チェックアウト12:00」をキーワードとして提示しました。お部屋内での滞在時間を重視する傾向が強くなっているからです。であれば、お部屋内で楽しく過ごしていただくためのアイテムとして、どんなことが、どれだけ用意できるかが旅館選択の材料にもなってくるはずです。

 

どんなことができるのか考えてみてください。

 

ある旅館では、チェックアウト12:00システムを採用して、朝食はダイニングでの朝食利用か、昼食を兼ねたブランチをお部屋へ届けるかの選択を商品プランに据えています。そして、そのルームサービスは極力接触をしないような仕組み(サービスBOXの採用など)を考え、対応しています。特に、コロナ禍の状況では有効な商品要素として、利用するお客様が増えているようです。

 

コロナ禍が明けた時点でどのような客室内サービスを提供するか、アイデア次第、個性を示す絶好の場面だと思います。露天風呂やベッド化など、客室内の居心地が良くなれば良くなるほど、重要な要素だと思います。是非、ご検討ください。

 

 

 

 

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