旅館経営の知恵
-リョケン研究員が
お届けする経営のヒント-
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7.EC・通販サイト
これから注目すべき旅館業界のキーワード12
EC・通販サイト
今や通販サイトが珍しいものでなくなり、地方発信のこだわりサイトが評価を得る時代です。旅館オリジナルの商品を開発し、Webチャネルを通じて販路を広げることにチャレンジすることをお勧めします。既に地域名産や旅館オリジナルの名産品を商品化して販売している例もたくさんありますが、更に更に、自館のこだわりや独自仕入ルートを活かした商品の販売にもっと積極的に挑戦すべきです。
自分用にも、またお相手へのお土産としても喜ばれる「旅館のオリジナル・こだわりの逸品」として、美味しい海の幸、ご飯のお供、スイーツやパンなどのグルメから、バスタイムを充実させる温泉グッズ、癒しを体感できる寝具やアメニティなどのリラックスグッズなど、様々なジャンルの品が販売商品として考えられます。
既に商品化されている例では、「飛騨牛ビーフカレー」「金目鯛の煮つけ」「オリジナルさるぼぼ『宝ちゃん』」「岩戸の塩」「栄養満点うなぎのすき焼き」「胡麻ポン酢」「香住ガニ・蟹すきセット」「はもすきセット」「鯛めし」「あなごの笹めし」「鰹のタタキ」「自家製しあわせの朝食パン」「大粒なめらかブルーベリージャム」「近江牛しぐれ煮」「オリジナル温泉豆腐」「胡麻豆腐、桑の葉豆腐セット」「蟹山椒」「境港産干物特別お取り寄せセット」「伊予柑ドレッシング」「〇〇のくず餅」「銀不老大福」「キャビアせっけん」「日本酒のボディソープ」「温泉の素」「カメ印金泉美肌石鹸」「うるおいミスト」などなど。
このようにさまざまな食品、グッズが通販チャネルで販売されています。こだわり、オリジナル性をどう訴求するかがポイントであり、ジャンルを問わず、ヒット商品が生まれる可能性を秘めています。
上記のように年間を通じて販売を続ける商品だけでなく、「自宅で楽しめる旅館の味」シリーズなどと銘打って、季節、時候に合わせた商品を開発、販売する例も増えています。コロナ禍の情勢を活かして、リピーターのお客様に自宅で楽しんでいただく機会として訴求しています。
また、食品だけでなく館内で使用している備品、アメニティ類、お呈茶用の茶菓などの販売をしているケースもあります。生産者とタイアップして、オリジナル名の商品としてブランド訴求する方法もあります。
販路については、著名通販サイトを通じて告知する方法もありますが、この機に自館のオリジナルのサイトを立ち上げ、告知していくことをお勧めします。
販売商品を通じて、自館の特徴を強調するオリジナルサイトを作成し、商品へのこだわりをアピールすることよるブランドイメージの向上を図っていただきたいと思います。
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