旅館経営の知恵
-リョケン研究員が
お届けする経営のヒント-
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10.シャワーブース、シャワーバス
これから注目すべき旅館業界のキーワード12
シャワーブース、シャワーバス
個人客化に伴い、「客室の風呂付」という必須条件が緩和されてきています。多くの旅館で採用してきた「ユニットバス」は客室商品の価値アップ要素にならなくなりました。住居の水回りの仕様が充実してきた現在では、旧来のユニットバスはバス機能が備わっているだけで、部屋のグレード評価の上でプラス効果になっていない、むしろ古さを感じる要素にもなりかねない状況です。
従って、大浴場や貸切風呂など、商品力のある浴場商品があれば、部屋の風呂は不要な機能となってきています。但し、朝の身支度などのサポートの機能は必要なため、シャワー機能を担保しておくことは押さえておきたい要素です。
3点ユニットを備えてバス付客室としているケースは、今後評価ダウンの要因になると考えておくべきです、水回りの刷新を考える時、何を重視し、グレード感を表現するか、考えておいてください。今後の客室改装のポイントになると思います。
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