【予約受付中】令和7年 旅館の経営指針「ベクトル転換～未来プロジェクトで軌道を変えよ！～」

日本経済全体が30年ぶりともいえる大きな転換期を迎えようとしています。旅館業界では、コロナ禍の前と後で市場構造が大きく変わりました。また人手不足の問題も一層深刻化するなど、経営はかつてのやり方が適合しなくなってきていると言えます。

こうした現状を踏まえ、10年、20年先を見据えて「今のままの経営でよいか？」を問うべく、本年の旅館の経営指針のテーマを「ベクトル転換～未来プロジェクトで軌道を変えよ！」といたしました。

ベクトルが表すものは、方向と力の大きさです。経営の「ベクトル転換」を図るということは、これまでの路線から、進む方向を変える、力の大きさを変えるイメージです。どんな向きに経営の舵を切っていくのか、そのために、どんなところにどれだけの力を入れていくのかを、「戦略」として考えていただくことを提言いたします。

ベクトル転換は、商品づくり、価格政策、顧客満足向上策、ブランディング、業務改革、組織改革といった様々な分野を関連付けながら進められるべきものです。そしてそのためには、中長期的な視野に立った計画が求められます。
さらに、そのような活動に一貫性を持たせるためには、自社が目指している「良い方向」とは何か？ 今やっていることが目指すベクトルに合っているか？ を意識し続けることが大切であると考えます。

株式会社リョケン　代表取締役社長　佐野 洋一

目次

Ⅰ　経営環境の変化とその対応
◇１．私たちをとりまく経営環境
◇２．ベクトル転換

Ⅱ　旅館の重点施策

◇１．高収益型事業構造への転換
◇２．ブランド構築と醸成による商品づくり
◇３．価値を高める販売戦略とは？
◇４．転換に向けた新しい運営
◇５．人的資本経営に向けたベクトル転換

Ⅲ　観光市場と旅館・ホテルの動向

◇１．2023年の観光市場の動向
◇２．旅館・ホテルの営業動向 ～リョケンアンケートから～

令和７年の重点課題（記入欄）
課題事項（記入欄）

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バックナンバー

令和6年 旅館の経営指針 「根を下ろす経営～アイデンティティを確立せよ～」
令和5年 旅館の経営指針 「 ゼロベース発想　今できることを探せ！ 」
令和4年 旅館の経営指針 「未来構築元年　～変革へのかじ取り～」
令和3年 旅館の経営指針 「高収益経営へ　Chance to Change! 」
令和2年 旅館の経営指針 「世界ブランド発想 ～文化と価値と共生と～ 」
2019年旅館の経営指針「自活経営 スイッチオン！ 自ら活動・活性化、自ら活路を切り開く～ポスト2020年を見据えて～」
平成30年 旅館の経営指針「磨け！ 独自価値」
平成29年旅館の経営指針 「挑み楽しむ旅館経営～突き抜けるパワー、社員、経営者」
平成28年旅館の経営指針 「攻める経営への転換～攻める意思、攻める戦略、攻める方法」
平成27年旅館の経営指針 「パフォーマンス倍加戦略」
平成26年旅館の経営指針 「旅館経営・新世代へ～夢を描こう！ 実現しよう！」
平成25年旅館の経営指針 「新価値創造の時代」