2019年旅館の経営指針「自活経営スイッチオン！自ら活動・活性化、自ら活路を切り開く～ポスト2020年を見据えて～」

2019年旅館の経営指針
「自活経営スイッチオン！自ら活動・活性化、自ら活路を切り開く～ポスト2020年を見据えて～」

2019年旅館の経営指針<br>「自活経営スイッチオン！自ら活動・活性化、自ら活路を切り開く～ポスト2020年を見据えて～」

2019年のテーマは「自活経営スイッチオン！自ら活動、活性化、自ら活路を切り開く～ポスト2020年を見据えて～」です。2019年は、2020年のオリンピックによる経済効果と、2019年10月の消費税引き上げを前にした駆け込み需要の２つのピークを迎えるとみられます。これはすなわち、2020年以降にその反動減が待っているということです。

厳しさを増す経営環境に対し、危機感をもって立ち向かうことが求められます。ただ、「悲観論」からは何も生まれません。悲観して現状を嘆くのではなく、危機意識を持って備え、しかもポジティブな要素を見つけることです。一方、2018年の旅館業法改正と民泊新法の施行は、宿泊産業のスタイルの多様化が急速に進んだ重要なターニングポイントであったといえます。

時代の変革期には、人々の価値観も流動化します。これまで常識とされていたものも、リセットされるかもしれません。この現状は、自らの経営活路を自ら切り拓くチャンスであり、逆に、今スイッチを入れなければ間に合わなくなります。

旅館が、そして働く方々が、自らが決めた針路に従って主体的に考え、動き、変革していく力強い経営を、「自活経営」と表現しました。

Ⅰ　経営環境の変化とその対応
1. １．私たちをとりまく経営環境
  1. （１）世界と日本の経済の動き
  2. （２）旅館業界にからむ動向と課題
2. ２．自活経営スイッチオン！
  1. （１）2020年の、その後
  2. （２）見直したい、今の意識
  3. （３）自活経営に踏み出そう！
  4. （４）商売の仕組みを変える
  5. （５）独自価値の視点
  6. （６）人の自活を目指す
  7. （７）自活経営への踏み出し
Ⅱ　旅館の重点施策
1. １．商品づくりの考え方
  1. （１）高付加価値の創造へ向けて
  2. （２）商品創造の勘どころ「感性」
  3. （３）感性商品のキーワード「風・時・彩・和」
  4. （４）資源の有効活用
2. ２．顧客に迫る販売促進
  1. （１）販売ターゲットの細分化
  2. （２）自館の魅力（独自価値）の発信
  3. （３）リピート客の創造＝直比率の向上
  4. （４）売上効率アップは収益率アップへ
3. ３．新しい時代の運営、人と組織の自活化
  1. （１）新しい時代の運営　「与える」対応から「支える」対応へ
  2. （２）自活人材の育成と活用　「与える」育成から「支える」育成へ
Ⅲ　観光市場と旅館・ホテルの動向
1. １．観光市場の動向
  1. （１）宿泊産業の動向
  2. （２）観光政策の動向
  3. （３）日本人の旅行市場の動向
  4. （４）訪日外国人旅行の動向
  5. （５）観光関連産業の動向
2. ２．旅館・ホテルの営業動向（リョケンアンケートから）
  1. （１）営業状況と財務・損益状況調査
  2. （２）リョケン短期観測調査
  3. （３）３分間アンケート「社員の採用と定着状況調査」
3. ３．資　料　集

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