令和4年旅館の経営指針「未来構築元年　～変革へのかじ取り～」

2020年のコロナ感染拡大に続き、宿泊業界は2021年もコロナ禍に翻弄された１年となりました。
２年近くに及ぶコロナ禍の中で、団体利用の停止、インバウンドの消失など、市場は深刻な打撃を受けました。
旅館・ホテルの経営は財務面で大きな痛手を負ったばかりでなく、お客様との関係性にも変化が生じていると考えられます。

感染症の収束とともに、自粛を余儀なくされていた市場からの反動需要が期待されますが、それは一時のブーム需要とみなくてはなりません。中長期的視野に立ち、再び成長軌道に乗せるためには、構造変革が求められています。経営モデルをいかにして再構築するかを本年の重点課題としてご提案したいという思いから、本年のテーマを「未来構築元年～変革へのかじ取り～」としました。

「未来」は10年先をイメージします。10年後にも存続することを目指します。
「構築」は組み立てて築くことです。経営を変革し、再構築するために、今から何をすべきかを考えます。
本年をこの再構築に踏み出す「元年」と位置付け、あらためて「かじ取り」を進めていただければと思います。

経営は常に未来志向であるべきです。
今を起点として未来を描き、それに向けて一つひとつ施策を実現していくことをご提言いたします。
本書が貴社の発展への指針となれば幸いです。

株式会社リョケン　代表取締役社長　佐野洋一

※サンプル版はこちらからお読みいただけます。

１．私たちをとりまく経営環境
（１）世界と日本の経済の動き
（２）旅館業界にからむ動向と課題
２．未来構築元年　～変革へのかじ取り～
（１）いま起きていること
（２）未来構築元年
（３）リ・テンション＆再構築
（４）未来構築に向けて

Ⅱ　旅館の重点施策

１．新たな旅館像を求めて
（１）「変えること」「変えないもの」
（２）「原点回帰」そのヒント
２．「個客」と「環境」を意識する商品づくり
（１）｢個客｣ベース発想の商品づくり
（２）「環境」ベース発想の商品づくり
（３）未来に向けて自館の価値を高める
３．未来に向けた「価値の再構築」と「ファンづくり」
（１）高収益経営を目指す「販売」のあり方
（２）「個客」に向けたこれからの販売
（３）コロナで希薄になった顧客との関係性
４．価値を高める運営サービスとそれを支える人づくり
（１）「特化型おもてなし」と「労務改善による生産性の向上」
（２）未来に向けたデジタル活用
（３）未来を支える人づくり・組織づくり

Ⅲ　観光市場と旅館・ホテルの動向

１．観光市場の動向
（１）日本人の旅行市場の動向
（２）訪日外国人旅行の動向
（３）観光政策の動向
（４）宿泊産業の動向
（５）観光関連産業の動向
２．旅館・ホテルの営業動向（リョケンアンケートから）
（１）営業状況と財務・損益状況調査
（２）リョケン短期観測調査

販売価格

一般価格	1冊 3,300円（税込）　10冊以上の場合は1冊2,970円（税込）
旅研くらぶ会員価格	1冊 2,640円（税込）　10冊以上の場合は1冊2,420円（税込）

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